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2023/2/28

【再開発事業計画、まだまだ多い!?そんなプロジェクトを想定して】アクアオリジナル作品第3弾! CGパース ~再開発編~


都内を歩いていると、建設工事現場をよく見ます。建設中だったり、解体中だったりと、ほんとに多い感じがしています。また仕事柄、ネット記事やメディアなどでも都内のビックプロジェクトもよく見たりします。国内の各地でも、特に主要駅の周辺では再開発事業計画が進行していたり、計画されているところも多いようです。そんなプロジェクトに当社としても関わりたく、限られた期間内にどういった表現ができるかな~って思い、規模の大きな案件を想定したCGパースの表現の方法などを試したアクアオリジナル作品第3弾について紹介していきます。
今回もインタビュー形式で紹介していこうと思います。

CGパース ~再開発編~ の紹介

それでは制作担当の楊くん、まず初めに本プロジェクトの概要を簡単に説明してもらえますか。

はい。今回は都内某所を計画地として想定し、低層部を商業施設、高層部をオフィスとした建物構成を計画してみました。規模感的には、延床面積が約30,000㎡で、高さが80mくらいです。デザイン的には、いたってシンプルな構成にしてみましたので、いかに表現方法で見栄えよく演出していくかというところにも挑戦したオリジナル作品です。

なるほど、シンプルなデザインでも見栄えよく、ちょっとチャレンジしてみたってことですね。

ええ(;^_^A。そんなところです。実案件でのイメージの参考例としても活用しやすいようなパースにしたかったからです。
では、最初に全体のイメージがわかる外観パースを紹介します。

アングルは、街の様子も見せたいと思い広めに取りました。その分制作量は多くなってしまうんですがね💦街中の大通りに面し、向かい側には公園があり、その公園では休日にマルシェなどのイベントが催されて、子連れのファミリーやカップル、年配の人たちで賑わっている。そんな演出を加え、明るく爽やかなシーンをイメージしたパースです。
奇抜なデザインではなく、いたってシンプルなデザインの建物ですが、低層部の商業の雰囲気や高層部のガラスの透明感や質感に気を配り、のっぺりとした軽い印象にならないような表現を心掛けました。
実際の案件では、時間の制約があったり、建物の周辺状況に合わせた表現だったりといろいろな条件がありますが、この作品は自由に考えることができたので楽しく制作することができました。

なるほど~、ガラスの表現がいい感じですね、特に高層部のガラスの透明感。それに、ワイワイ賑わってる週末の街中って感じも伝わってきます。私も週末に家族を連れて、ここに行ってみたいです。

次は、低層部にフォーカスし、迫力を演出したアングルのカットです。商業部分は、周辺既存ビルの色合いを合わせながら計画建物の個性を出し、計画建物手前に既存公園があって、オフィス+商業+イベント広場、このエリアで生活を統合できるように考えました。あと、ライティングの設定は、太陽の光を感じる明るい爽やかなシーンになるよう試行錯誤してみました。

確かに、迫力があっていいですね!!
これくらい演出すれば、もし提案書の中で小さく使っても低層部の商業部分は目立つでしょうから、良いかもしれませんね。太陽もしっかり光が当たってる感じがでていいですし、足元も自然な賑わいが上手く演出されていてとてもgoodです‼︎

そうなんですよ。明るさと影のコントラストに気を配って制作してみました。緑も少し多いかなと思いつつも、散りばめたことによって、色合いも出ていい効果を生みました。それに、このアングルではフォトリアルのようなレンダリングを試みてみましたが、これだけ大きなシーンだとフォトリアルな表現ってなかなか難しいです。

フォトリアル感の雰囲気でてますよ。
最後のパースは夜景ですね。夜景は、きらびやかに演出できる反面、時間帯の設定とかけっこう難しいですよね。夕方寄りにするのか、深い夜にするのか。たまに、マジックアワーで演出してもらえますかっていう依頼もあったりしますが、今回のシーン設定について教えてください。

そうですね、夜景のときはいつも時間帯の設定に悩みます。普段は街灯や室内照明が点灯し始める時間帯から+2~3時間くらいまでの時間帯で設定することが多いですが、今回は夜8時くらいで夜景の魅力を表す時間帯の設定にしています。アングルについては、建物近くから見下ろすアングルにして、足元の光と奥に見える高層ビル群の光を演出してみました。

周辺のビル群も雰囲気が出ていていいですね。今回の周辺のモデルはどうやって作ったんですか?

鳥瞰や俯瞰ぎみのアングルは、周辺環境のモデルを編集するのに結構手間がかかる作業なんです。それをどうやって作るかがコスト的にも品質的にも重要になってくるんですよね。今回の周辺建物モデルは、当Blog「CGパースやアニメーションで周辺モデルってどうしてる?」でも紹介したPLATEAU(プラトー)のオープンデータを一部使ってみました。
この計画建物の周辺設定としては、少し離れたところにスタジアムがあり、その奥に夜のビル群が建ち並び、そして足元には、人や車の流れと公園内の賑わい。それにプラスして、ちょっと自分好みのカッコよさ優先で演出してみました。実は、夜景の街並みを作るのって難しいんですよね。夜景の写真が撮れればいいんですが、実案件ではなかなかそうはいかなくて…毎回、試行錯誤して夜の街並みを作っています。

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CGパースやアニメーションで周辺モデルってどうしてる?

建築ビジュアライゼーションに携わるCGクリエイターの皆さんは、広域の鳥瞰CGパースやCGアニメーションを制作する時、周辺の3Dモデルをどうしていますか?平面地図データやGoogleのストリートビューな

2022.11.11

なるほど。楊くんらしさがでていて、すごくカッコいいですよ。この構図はマンションの販促用CGパースにもありそうですね。なんか力強さも感じますし、これはちょっと私にはできないです…

周辺環境をよりリアルに表現

外観CGパースの制作を依頼されると、計画建物の他に車道や歩道、近隣の建物といった周辺環境のモデルデータも作成します。通常多いのは、高さや建物面積に合わせた簡易なボリュームを作って表現するか、写真に合成したりしています。
コンペ用の勝負パースなどでは、周辺の建物を簡易なボリュームではなく窓や凹凸なども反映したモデルを制作し、さらに素材感を与えて一気にグレードをあげる場合も最近は増えています。
実際に周辺建物をボリュームで表現したパース(上)と簡易モデリングで表現したパース(下)を見比べてみてください。こんなに印象が変わってきます。

周辺建物をボリュームで表現にしたパース
周辺建物を簡易モデリングで表現したパース

最後に

今回はアクアオリジナル作品のCGパースを3つご紹介しましたが、周辺環境の表現や演出方法などは、実際、お客さんの予算との相談といったところが現状です。
提案書には数多くのパースを使用すると思いますが、それぞれ目的や意味合いも異なると思います。しかし、共通する点としてメインパースは、施主の心を一瞬で掴むことのできるパースとなるよう力を入れて作り上げたい。また、サブパースはメインとは別にアピールしたいポイントを小さな画像でもわかるように工夫するといった具合に使用されていることが多いと思います。
弊社では、単にCGパースの制作だけにとどまらず、提案書を制作する過程の中で少しでもお客様のお役に立てるような提案なども心掛けております。
今回は、CGパースの内容が主でしたが、提案書やCGアニメーション、VRも制作しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

CGパースやCGアニメーション、その他お仕事に関するお問い合わせ先:
岡田:東京オフィス(okada@aqua-c-lab.com/080-4582-7616)
横井:名古屋オフィス (yokoi@aqua-c-lab.com/070-1494-6059)

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