Blog

2022/6/06

【オリジナル作品 第2弾 -Viele glanz- by Lumion】Vol.1 作品づくりの裏側

2021年12月にオリジナル作品第1弾として「Arctangent(アークタンジェント)」を弊社HPの作品事例で紹介しましたが、オリジナル作品第2弾として「Viele glanz(フィーレグランツ)」を公開致しました。「Viele glanz」とはたくさんの輝きという意味でライティングが醸し出す空気感とマテリアル表現によるリアリティにこだわりLumionを使用してアニメーションを制作しました。

作品のポイント

今回、オリジナル作品を制作した担当者との話を交えながら紹介していきますが、先ずは作品のポイントとなるスクリーンショットを担当者のコメントと一緒にご覧ください。

ライトに動きをつけることで少しばかり幻想的な要素もプラスできたのではないでしょうか。
またこのシャギーなラグは少し意外なマテリアルを応用して表現しています。

ロビーのファイナルカットとなる全体シーンに相応しいような華やかさが出ていると思います。
少しやりすぎくらいが丁度いいかもしれないですね。

神秘的なオブジェクトが目を引きます。
Lumionらしいメタル表現ではないでしょうか。

実はこの次のシーンの方が気に入っています。(笑)
気になった方はぜひ本編で確認してみてください。

キラキラと揺れる蛇口の先端に乗ったハイライトが印象的なシーン。
被写界深度の意外な効果も発見するシーンでもありました。

和紙の質感と柔らかいライトの空気感、その二つがうまく混ざり合ったシーンになったと思います。

壁に映り込んだ夜景がなんともいえぬ雰囲気をもたらしてくれました。
ムーディなラストシーンになったのではないでしょうか。

オリジナル作品制作の話がきた時、どう思いましたか?

最初はグッと構えました。今まで実務でLumionを使用することはあってもなんとなくFXエフェクト(以下FX)やマテリアル設定ができる程度で深掘りすることはなかったので。
でも自分の中で咀嚼していくうちにこれはいい機会をもらえたのだと感じました。この機会に多数のFXの効果や特性、マテリアル設定のポイント、Lumionのクセを掴めば実務で迅速な判断ができ、以前と同じ時間でよりハイグレードなアウトプットができ、また他のスタッフに還元していくことで自身のスキルアップにも繋がると思ったからです。
いつかは通る道だと思っていたのでこのタイミングでできてよかったです。

制作の為、参考にした資料とかありますか?

少しでもリアルなものを表現したかったのでLumionの動画より実写の動画を参考にしましたね。

制作期間はおよそどれくらいですか?

一か月程ですね。最初はあたりを作ってみて、Lumion以前にどうしたら映える空間になるのかモデリングの段階から考えていったので。

Lumionで特に苦労したことは?

全てです(笑)FXはたくさんあって何がなんだか。その割にマテリアル設定の項目は少な過ぎて不安になりましたが、強いてあげるならFXとマテリアル設定の探究かなと思います。

見てほしいところは?

全体を通して注視してほしいのは光の空気感ですね。冒頭のロビーのシーンでは動的な光の演出で華やかさと躍動感を、後半の客室のシーンなんかは静的な光で落ち着きを感じられるよう、言わば前後半で対になり変化を感じられるよう心掛けました。廊下を人が歩いていくのはその前兆のようなもののメタファーですね(笑)

今回、オリジナル作品を作ってみてどうでしたか?

Lumionはマテリアルやライト、カメラやFX、そのどれもが欠かすことの出来ない要素であり、それらの数値一つで簡単に別の表現に変えられてしまう利便性故の奥深さを感じました。
触る度にこうすれば良くなるかなとか、別の表現にした方が良くなるかなと考えるようになりました。
Lumionもアップデートを重ね機能が増え表現の幅が広がっているので今後も探求していきたいと思います。

・作品制作担当:関 、林(名古屋スタジオ  制作1G)
・Blog編集担当:横井(企画営業)

まとめ

弊社ではこれまで「3dsmax+Vray」という組み合わせメインで業務をしてきましたが、今後の制作フローを増やすため今回は「3dsmax+Lumion」という組み合わせでオリジナル作品を制作しました。
数年前のLumionはレンダリングスピードが速くクオリティーも「それなり」でスピード優先のコンペやプロポーザルで使われていましたが、アップデートを重ねて機能が増えてレンダリングスピードは速いままでクオリティーも「それなり」から「良い」に、またゼネコンや設計事務所等のお客様の目も年々肥えてきて「Lumionでもハイクオリティーなものができるでしょ」に変わってきています。
そしてSkpやRevitデータなど3Dモデルデータを提供され、これまで以上のスピードも求められることも多くなってきました。
今回の作品制作で得た技術を、CGパースやCGアニメーションなどの実際の業務に反映し、更なるクオリティーUPを目指していきます。

次回はこの作品について、もう少し細かく技術的な内容を制作担当者に話を聞きながら紹介します。
お楽しみに!

Lumionに関することや、その他お仕事に関するお問い合わせ先:
岡田(okada@aqua-c-lab.com/080-4582-7616)
横井(yokoi@aqua-c-lab.com/070-1494-6059)

関連ページ